NY原油:続落で98.17ドル、供給不安の後退や米経済指標の落ち込みが重しに

2014年8月1日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY原油:続落で98.17ドル、供給不安の後退や米経済指標の落ち込みが重しに

NY原油は続落(NYMEX原油9月限終値:98.17 ↓2.10)。寄り後まもなくつけた99.85ドルを高値に、一時98.11ドルまで下落した。石油輸出国機構(OPEC)の7月の産油量が6月を上回ったとの一部報道を受けて、供給不安の後退から売りが優勢になっていた流れで取引が始まった。

さらに、今週29日に米国カンザス州の石油精製所がガソリン関連施設での火災で閉鎖され、大口の原油需要が一時的に滞る状況にあるが、閉鎖は4週間に及ぶ可能性があるとの見通しが運営会社から発表されたことで、売りが一段と強まった。31日発表の米国の7月シカゴ購買部協会景気指数が2013年6月以来の低水準に落ち込んだことも、相場の重石になったとみられる。《KO》

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