NY原油:続落で100.97ドル、米国内需要が一時的に後退との見方

2014年7月30日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY原油:続落で100.97ドル、米国内需要が一時的に後退との見方

NY原油は続落(NYMEX原油9月限終値:100.97 ↓0.70)。安値100.37ドルまで下落した後、高値101.26ドルまで上昇したが、売りの勢いは強く、いったん100ドル台半ばに押し戻される展開になった。米国カンザス州の石油精製施設が火災で閉鎖されたといわれ、大口の原油需要が一時的に後退するとの見方が売りにつながったもよう。また、日本時間30日夜に予定される米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)の発表を控え、持ち高調整的な動きもあった可能性がある。

一方、この日発表された米国の7月消費者信頼感指数が予想を大きく上回る上昇となったことが好感されたか、欧州連合(EU)が対ロ経済制裁の強化(ロシアの石油生産に必要な設備の輸出制限含む)で合意したことが伝えられたタイミングで、高値をつけたとみられる。《KO》

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