イ・スンギ主演『お前たちは包囲されている』、最終回で“有終の美”を飾る

2014年7月21日 12:12

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SBSドラマ『お前たちは包囲されている』が“有終の美”を飾った。写真= HBエンターテイメント

SBSドラマ『お前たちは包囲されている』が“有終の美”を飾った。写真= HBエンターテイメント[写真拡大]

 SBSドラマ『お前たちは包囲されている』(脚本:イ・ジョンソン、監督:ユン・インシク、イ・ミョンウ、制作:HBエンターテイメント)が、ストーリーと視聴率のどちらも“有終の美”を飾った。

 『お前たちは包囲されている』は、江南署を舞台に、一度も刑事を夢見たことがない4人の新米刑事たちと、彼らの面倒を見ることになった名実共に最高の捜査官である強力班チーム長の青春、成長、ロマンスを描いたドラマ。

 主人公ウン・テグ(イ・スンギ)のソ・パンソク(チャ・スンウォン)に対する誤解と母親の殺人事件に関わった人物に対する復讐、オ・スソン(コ・アラ)との愛、パク・テイル(アン・ジェヒョン)、ジ・グク(パク・ジョンミン)との友情を描き、視聴者の心を掴んだ。

 それぞれ違った考えで警察官になり江南署強力班の一員になったP4は間抜けな姿だった。事件は事件、感情移入することなく仕事と割り切って捜査に取り組んでいたウン・テグ、捜査の足を引っ張ってばかりいたオ・スソン、面白そうだという理由だけで協力班に入ったパク・テイル、ミランダもまともに覚えられなかったジ・グクだった。

 しかし、互いにパートナーになって事件を解決していきながらP4は明らかに成長した。事件の正しい正しくないだけを判断するのではなく被害者の立場を理解するようになり、彼らの悔しさを晴らしてやるため奮闘し成長していく過程を通じて真の警察の姿を見せ始めた。

 ソ・パンソクは後輩を引っ張り先輩の役割であり大人の任務である様々な事を教え、ウン・テグは辛い経験をしたが愛と友情を通じて復讐に成功した。オ・スソンは自分の自らの足で証人と証拠を捜し出し情熱的な刑事の姿を見せ、パク・テイルは自分の強みを生かして法医学者となり、ジ・グクは抜群の才能を発揮することのできる柔軟な刑事の姿を見せてくれた。

 それぞれのキャラクターの性格と事情に対する理解と共感、そして俳優たちの優れた演技力がシナジー効果を発揮して視聴者たちの心を掴んだと見られる。視聴者たちもキャラクターが成長する姿を応援し、チームの成長は視聴者たちにとっても明らかに希望のメッセージとポジティブな影響力を与えたはず。

 『お前たちは包囲されている』は、“烏合の衆”から“天下無敵”に成長したP4の情熱を描き、11週連続視聴率1位を固守、視聴者たちを惹きつけながら終了した。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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