サンコーテクノ Research Memo(2):建設用ファスニング関連製品を核に事業拡大

2014年7月18日 18:24

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記事提供元:フィスコ


*18:24JST サンコーテクノ Research Memo(2):建設用ファスニング関連製品を核に事業拡大
■会社概要

(1)沿革

サンコーテクノ<3435>は1964年、建設用鋲打ち銃、アンカー、工具などの販売を目的に三幸商事(株)として設立された。翌65年に現在まで続く、鉄筋コンクリート(RC)造向けのあと施工アンカーである「オールアンカー」の実用新案登録から生産体制に入った。その後は製品ラインナップの拡充を図る一方、1988年にはタイに生産子会社を設立するなどして、着実に業容を拡大してきた。2004年にはドリル事業の拡充のため石原機械工業(株)(現(株)IKK)を子会社化した。株式市場には、2005年6月にジャスダック証券取引所に株式を上場し、現在に至っている。

事業の多角化にも積極的で、2003年に現在のセンサー事業の一角を担う(株)スイコーを子会社化した。同子会社はセンサー部品の製造を行っている。2006年には岩盤浴施設運営と岩盤浴用石材を扱うことを目的にサンコーストナジー(株)を設立した。一時は同子会社を連結対象としたが最終的には2010年に清算を完了した。

海外については1988年の台湾・タイに次いで、2011年にベトナムにタイの子会社を設立した。ベトナムは将来的にはタイ同様に生産拠点へと発展させる計画であるが、現在のところはベトナム国内での販売拠点として活動を行っている。

(2)事業の概要(生産体制、製品など)

同社はあと施工用アンカーなどの建設用ファスニング関連製品を製造販売する、モノづくり企業である。同社本体とタイの連結子会社で製造を行っている。このファスニング材料の製造販売が中核にあって、それを施工するための工具や、施工技術の開発、といった流れの中で事業を拡大させてきた。

現在、同社の事業は、ファスニング事業、リニューアル事業、センサー事業の3事業に分けられている。ファスニング事業の内容は、あと施工アンカーなど建設現場で使用されるファスニング材(留め金具)やドリルなど関連工具の製造販売だ。リニューアル事業は、同社のファスニング材を利用した工事の施工監理と太陽光発電設備の取り付け事業が主たる内容となっている。センサー事業は業務用アルコールチェッカー及び電子プリント基板、各種測定器の製造・販売を行っている。

同社グループはサンコーテクノ本体のほかに連結子会社6社、関連会社2社(うち1社は持分法適用会社)で構成されている。子会社の中では電動油圧工具を製造販売する(株)IKK、タイの生産子会社であるSANKO FASTEM (THAILAND) LTD.、センサー事業関連の(株)スイコーなどが注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》

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