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サンコーテクノ Research Memo(7):ROEは11.9%と高水準、マージン改善が寄与
*18:28JST サンコーテクノ Research Memo(7):ROEは11.9%と高水準、マージン改善が寄与
■財務分析と業績動向
(1)財務分析
2014年3月期末の自己資本利益率(ROE)は11.9%と、東証1部上場企業の平均(約8%)を大きく上回った。ROEはROA(総資産経常利益率)と財務レバレッジから成るが、ROAは10.2%で、ROE(11.9%)に占める構成比は86%に達し、質的にも高いROEを実現したと言える。過去からの推移を見ると、10.2%のROAは2014年3月期に急伸した結果だということがわかる。2013年3月期のROAは6.1%にとどまっており、そのため同期のROEも6.4%と東証1部の平均程度にとどまっていた。
2014年3月期にROAが急伸した要因を売上高経常利益率と総資産回転率とに分けて要因分析をすると、ROAの改善幅の82%が売上高経常利益率の3.0%ポイントの改善によってもたらされたことがわかる。総資産回転率も1.10回/年から1.19回/年へと改善したが、これによるROA改善要因は13%だった(残りの5%は両要因)。
サンコーテクノ<3435>のマージンが改善した要因を探ると、売上高総利益率が1.1%ポイント改善した一方、売上高販管費率も2.0%ポイント改善し、売上高営業利益率が3.1%ポイント改善したためであることがわかる。同社は前述のように中期経営計画「PLAN2014」のなかで営業利益率5%確保を目指して諸施策を打ってきたが、それらが奏功して目標を超過達成した形だ。
2015年3月期については、会社側の業績予想、配当予想を前提に試算した場合、ROEが11.1%に低下する可能性があると弊社ではみている。これはROAが9.8%に低下するということが大きな要因だ。ROAの低下は、会社側が売上高は前期比4.6%増収を計画しているのに対して、経常利益は同0.5%増と非常に慎重な見方をしていることが影響している。弊社では、後述するように、現在の会社予想は特に利益予想について控えめな印象を有しており、ROA並びにROAはこの試算表よりも上振れする可能性があると考えている。
ROEについてもう1つ加えるならば、この試算は1株当たり25円の配当予想をもとにしている。同社が記念配などで25円よりも高い配当を行った場合にはやはりROEが押し上げられる可能性がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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