関連記事
サンコーテクノ Research Memo(10):利益成長に伴い今後の株主還元策に期待
*18:30JST サンコーテクノ Research Memo(10):利益成長に伴い今後の株主還元策に期待
■株主還元
サンコーテクノ<3435>は株主還元を重要な経営課題と位置付け、配当によって還元することを基本方針としている。公約配当性向は特に定めてはいないが、基本的には利益の約30%を株主に還元することを原則としている。もう1つの同社の基本スタンスは、配当が長期的・安定的かつ緩やかに増加していくという流れだ。減配というような事態はできる限り避けたいと考えているため、一時的な好業績で大幅増配するようなことはしないというのが、同社の基本的な考え方だ。
同社は2013年10月1日付で1:2の株式分割を行った。分割調整後で、2014年3月期は前期比10円増配して30円の配当を行った。これは普通配25円と50周年記念配5円という内訳だ。1株当たり利益が倍増したため、増配後でも配当性向は前期の18.4%から13.4%に低下した。
2015年3月期の配当予想は25円である。現時点では普通配だけが想定されている。現在の会社予想が達成されれば、1株当たり利益は233.45円となり、配当性向は10.7%に低下することになる。利益の30%を還元するという原則からのかい離が拡大するため、会社側の対応が注目される。
同社は、現時点では株主優待策は実施していない。一方で、個人投資家、特に長期保有の個人投資家に報いたいという意識を強く持っているようだ。現時点では何ら具体的に決まった事項はないが、将来的には、こうした同社経営陣の意向に沿うような策が見つかれば、長期個人株主に対する還元策が打ち出される可能性もある。
直接の株主還元ではないが、前述したように同社は個人株主数の増加に心を砕いている。昨年10月に株式分割によって最低投資金額を引き下げたが、その後の株価上昇で再び最低投資金額が30万円前後にまで上昇した。この点に関しても何ら具体的に決まった事実はないが、同社の個人株主重視の意向との関連で、この点での将来の施策も注目されるところだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
スポンサードリンク

