NY原油:続伸で103.19ドル、欧州向け供給不安が再燃

2014年7月18日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:続伸で103.19ドル、欧州向け供給不安が再燃

NY原油は続伸(NYMEX原油8月限終値:103.19 ↑1.99)。101.89ドルから一時103.29ドルまで上昇した。前日発表の米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で原油在庫が大きく減少していたこと、また、米国と欧州連合(EU)がロシアに対する追加制裁措置を発表、ロシアも17日に対抗姿勢を表明したことで、欧州向けのロシア産原油・天然ガスの供給不安も再燃し(または、米石油製品の輸出好機との見方)、買い優勢で始まった。

さらに、その後、ウクライナとロシアの国境付近でマレーシア航空の旅客機が撃墜され(ウクライナ内務省)、ウクライナの反政府勢力(親ロシア派ということになる)のミサイル攻撃によるものとの見方もみられ、状況悪化の懸念から、通常取引の終了間際まで買いが続いた。《KO》

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