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シャープ、東芝、ディスコなど/本日の注目個別銘柄
<6753> シャープ 328 +5しっかり。メリルでは投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に格上げ、見直しの流れにつながっている。スマホ向けIGZOパネルがG8基板で予想以上に出荷されているほか、亀山第一工場をアップルから買い取る可能性もあり、中小型液晶事業は予想以上に好転しそうだと指摘。営業利益は15.3期が1070億円、16.3期が1250億円予想としている。
<6502> 東芝 472 -11さえない。米国ではサンディスクが決算を発表、その後の時間外取引では大幅安となっており、株価連動性の高い同社にも売りが優勢となっている。4-6月期の粗利益率が市場予想を下回ったほか、7-9月の売上高見通しも上限レンジがコンセンサスを下回る状況となっている。時間外では約9%の下落となったようだ。
<7270> 富士重 2926 -2伸び悩み。第1四半期営業利益は前年同期比15%増の800億円程度になり、4-6月期としては過去最高を更新したようだ。北米での販売好調がけん引役となっている。通期予想では営業増益率4%を想定していることで、計画を上回るスタートになっていると見られる。ただ、4-6月期の観測数値は市場コンセンサス通りの水準であり、サプライズは乏しい状況に。地合い改善は支援だが、高寄り後の上値は重くなっている。
<6146> ディスコ 7010 +160買い優勢。JPモルガンでは投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も6500円から11000円に引き上げている。後工程企業の1-3月期受注の拡大を想定、つれて、企業ガイダンスの第4四半期受注・売上高計画が上振れ、大幅な業績増額修正になるポテンシャルを秘めていると指摘している。今期営業利益は255億円、来期は300億円を予想。市場コンセンサスはそれぞれ、210億円、230億円レベルとなっている。
<6814> 古野電気 825 +62続伸で1月9日以来の年初来高値を更新している。直近では水戸証券が投資判断を新規に「A」としており、評価の高まりにもつながっているようだ。第1四半期決算発表時に上方修正された数値(通期営業利益は23億円→25億円)はさらなる上振れが期待できるとし、29億円を予想しているもよう。また、アジアの漁業向けや商船向けの伸長が確認できたほか、電子海図情報表示システム義務化のメリットなども期待できるとみているようだ。
<1815> 鉄建 404 +80ストップ高。JR東日本<9020>などによる品川駅周辺の再開発報道が伝わっている。以前から計画されていた案件ではあるが、総事業費など計画が具体化してきており、順調に進展しているとの見方になっている。先には、JR東日本の新線開設報道も伝わっており、JR関連工事に強みを持つ同社にはビジネスチャンスの拡大が期待される状況のようだ。
<2292> SFoods 1663 +101年初来高値を更新。14日に発表した第1四半期決算を評価する動きが継続している。営業利益は19億円で前年同期比48.5%の大幅増益、上半期計画30億円に対して高い進捗をみせている。岩井コスモでは投資判断「A」継続で、目標株価を1600円から1900円に引き上げている。営業基盤の強化は順調に進んでおり、今期はM&A効果も加わって最高益更新が続く見通しと評価。通期営業利益は会社計画64億円に対して77億円と予想。
<7949> 小松ウオール 2720 -224下げ目立つ。前日に発表した第1四半期決算内容が嫌気されている。営業利益は2.4億円で前年同期比11%減益、一部工事物件の完成月のずれ込みなどが響いたもよう。足元で収益の急成長が続いていた中、予想外の減益転落に失望売り優勢。なお、通期予想は46億円、前期比20%増益予想を据え置き。
<7735> スクリーン 475 -26下げ目立つ。TSMCとつながりの深い半導体製造装置メーカーとの位置づけだが、TSMCが決算発表後に大幅安となっており、連れ安する格好のもようだ。TSMCはコンファレンスにおいて、15年の14/16nm市場シェアは競合を下回るとコメントしているようだ。モルガンでは、15年のシェアが競合を下回る可能性があることはネガティブサプライズであり、14年後半に装置受注増加が期待されている同社にとってもややネガティブと指摘。《FA》
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