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日本トリム Research Memo(4):子会社が米国で行っている遺伝子変異検査キット販売が好調
*18:28JST 日本トリム Research Memo(4):子会社が米国で行っている遺伝子変異検査キット販売が好調
■2014年3月期連結決算
(b)医療関連事業
医療関連事業は主に、「遺伝子関連事業」「さい帯血バンク事業」「電解水透析事業」で構成されている。医療関連事業の売上高は、前期比約6.5倍の973百万円となった。
売上高の増加をけん引したのが、トリムジン社による遺伝子変異検査キットの販売である。前期比約4.5倍の619百万円となった。日本トリム<6788>の製品は、患者の薬剤の応答性を調べることが出来るものと、遺伝子を抽出するものがあり、特に売上高が伸びたのが抗凝血薬「ワーファリン」の応答性を調べる検査キットだ。研究所をサウスカロライナ州に置く臨床検査会社向けの販売が拡大した。その検査会社の行う検査はサウスカロライナ州で保険適用を受けることができ、2013年3月期から売上高が伸びはじめていた。
また、金額自体は小さいものの、医療用整水器事業も大幅な増収となった。70床用と15床用の2台の大型機を納入し、前期比約3倍の42百万円となった。
さらに、昨年2013年9月に子会社化したステムセル研究所の半期分の売上高312百万円が加わった点も大きいといえよう。
増益に関しては、ウォーターヘルスケア事業と、医療関連事業両方の売上高の増加によるところが最も大きい。ウォーターヘルスケア事業のセグメント営業利益は、前期比24.1%増の2,608百万円となり、医療関連事業のセグメント営業利益は、同約6.2倍の506百万円となった。
ウォーターヘルスケア事業の売上高営業利益率は、前期比1.5ポイント増の21.4%となった。国内の製造業の売上高営業利益率は平均4%程度(経済産業省調べ)であることを考えると、同社の利益率の高さが理解できよう。これは店舗販売を行わないことによって、価格競争に陥りにくいためである。
また、トリムジン社の営業利益は同約9.2倍の467百万円となった。さらに、円安による為替差益204百万円が加わり、経常利益は、同約4.7倍の677百万円となった。医薬品全般にあてはまる商品の利益率が高いことに加え、為替による利益が発生したことにより、日本トリムグループ全体の利益上昇に大いに貢献したといえよう。売上高経常利益率は前期比3.4ポイント増の26.2%となり、同社が目標としている25%を上回った。ROEは前期比5.5ポイント増の18.4%、ROAは同3.9ポイント増の14.1%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)《FA》
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