NY原油:反落で100.83ドル、供給拡大観測で売り優勢に

2014年7月12日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:反落で100.83ドル、供給拡大観測で売り優勢に

NY原油は反落(NYMEX原油8月限終値:100.83 ↓2.10)。102.26ドルから100.44ドルまで下落した。ポルトガルのエスピリト・サント銀行の経営状態への懸念が弱まるものの、リビアやイラクの原油生産による供給拡大観測が根強く、売り優勢の展開になった。安値をつけた後は、NYダウが上昇に転じたことで、やや反発気味になった。

リビアでは一部油田の操業が再開され、原油生産量が徐々に伸びつつあるといわれる。また、イラクでは、イスラム教スンニ派過激派組織との戦闘が膠着気味になるなか、石油生産の約9割を占める南部地域での生産は今のところ順調とみられる。北部でもクルド自治政府が一部油田を守り、操業を維持している状況にある。《KO》

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