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ケンコーマヨネーズ Research Memo(8):主力商品の量販店採用拡大で総菜関連が好調
*20:10JST ケンコーマヨネーズ Research Memo(8):主力商品の量販店採用拡大で総菜関連が好調
■業績動向
(3)事業セグメント別動向
○調味料・加工食品事業
ケンコーマヨネーズ<2915>主力の調味料・加工食品事業は売上高が前期比3.6%増の47,541百万円、セグメント利益が同15.8%減の2,106百万円となった。減益要因は前述したように原材料コストの上昇によるものである。
商材別の売上動向をみると、サラダ・総菜類は前期比1.3%減(販売重量は横ばい)の15,866百万円と若干減収となった。パンプキンサラダがCVSのお弁当用として新規採用されたほか、和総菜ではお弁当用のきんぴら商品が好調に推移したものの、居酒屋向けを中心とした外食向けの売上低迷が影響した。
マヨネーズ・ドレッシング類は前期比1.6%増(販売重量は0.6%減)の17,093百万円となった。マヨネーズはサンドウィッチ用や焼き込みパン用としての用途で数量が増加し、ドレッシングは1リットル形態の低カロリーノンオイルドレッシングや、小型形態のドレッシングなどが外食向けを中心に新規採用され、売上高を伸ばした。また、「世界のソース」シリーズも商品アイテム数を拡大し、増収に寄与した。一方で、ファーストフード業界向けに関しては業界全体の売上低迷が響き、伸び悩んだ格好となった。
タマゴ加工品は前期比13.2%増(販売重量は13.3%増)の13,567百万円と好調に推移した。サンドウィッチ用や焼き込みパン用タマゴサラダ、お弁当用の厚焼きタマゴ、おでん用ゆで卵など様々な加工形態の商品がCVS向けを中心に拡大した。
○総菜関連事業等
総菜関連事業等の売上高は前期比14.1%増の8,586百万円、セグメント利益は同15.0%増の369百万円と順調に収益を拡大した。量販店(スーパーマーケット)向けにポテトサラダやパスタサラダなど主力商品の新規採用が相次いだことが好調の主因となった。また、原材料価格の高騰はあったものの、増収効果や歩留まり改善効果、経費削減などで吸収し、利益率も4.3%と前期並みを維持した。総菜の市場は前述した通り、量販店が前年度比4%程度の伸びだったこと、CVSでも日配品全体で9%程度の伸びだったことを考えると、業界平均を上回る成長を遂げたことになる。
○その他
その他セグメントの売上高は、子会社のサラダカフェで展開するサラダ専門ショップの収益に加えて、海外事業の持分法投資損益が利益に含まれている。2014年3月期の売上高は前期比5.4%増の1,173百万円、セグメント損失は216百万円(前期は255百万円の損失)となった。このうち、海外事業分を除いたセグメント利益でみれば13百万円と2期ぶりに黒字に転じている。当期は16店舗のうち2店舗をリニューアルし、売上拡大を進めると共に経費の圧縮を図れたことが黒字につながった。なお、店舗事業に関しては、最終消費者のニーズを把握し、自社の商品開発に活かしていくという位置づけにもなっている。
一方、海外事業の投資損益は中国事業の赤字が続いていることに加えて、昨年秋よりインドネシアの工場が本稼働したことで、インドネシア事業の赤字分が加わった格好となっている。このうち、中国事業に関しては売上高が2013年3月期の267百万円から2014年3月期は1,147百万円と急速に拡大した。ローカル企業向けに加えて日系外食企業向けなど顧客数が拡大してきたことが要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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