ケンコーマヨネーズ Research Memo(9):2015年3月期は全ての事業で増収の見通し

2014年7月10日 20:11

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記事提供元:フィスコ


*20:11JST ケンコーマヨネーズ Research Memo(9):2015年3月期は全ての事業で増収の見通し

■業績動向

(4)2015年3月期見通し

ケンコーマヨネーズ<2915>の2015年3月期の業績は、売上高が前期比4.7%増の60,000百万円、営業利益が同19.0%増の2,890百万円、経常利益が同19.5%増の2,700百万円、当期純利益が同25.6%増の1,590百万円を見込んでいる。

事業別売上高では、全ての事業で増収を見込んでいる。なかでも前期に唯一減収だったサラダ・総菜類は業態別に細分化した販売・開発戦略を一段と強化し、主力のFDF(ファッションデリカフーズ®)の業務用への拡販を強化していくほか、小型FDFとして一般家庭用に2013年9月から販売を開始した「サラダのプロがつくった」サラダシリーズの販路拡大を進めていく。同シリーズの売上目標としては、2015年度に年間650百万円を目指している。

また、前期2ケタ成長と好調だったタマゴ加工品については、3.5%増を見込んでいる。前期はCVS向けに想定以上に売上が伸びたこともあり、やや保守的な売上計画となっている。ただ、今4月に静岡富士山工場が新たに稼働しており、受注状況も好調が持続していることから、売上高の上乗せ余地は十分あると言える。

マヨネーズ・ドレッシング類はノンオイルドレッシングや小型形態ドレッシングの需要が引き続き拡大する見通しで、価格改定の効果もあって前期比2.1%増収となる見通し。また、子会社で展開する総菜関連事業等の売上高は量販店における採用が拡大し、今期も8.3%増と高成長が見込まれる。

今期の増減益要因をみると、原材料価格変動による影響で315百万円の増益要因に、ついで価格改定により195百万円、増収効果で182百万円の増益要因を見込んでいる。一方、減益要因としては新工場の稼働に伴う固定費の増加等により286百万円を見込んでいる。売上高の増収分に対して、利益のプラス寄与分が前期よりも小さくなっているが、これは前期に好調だったCVS向け製品の増収率を鈍化するとみているためである。

また、持分法投資損益として影響する海外事業に関しては、中国事業の売上高を前期比5割増の1,585百万円と見込み、今期中の単月黒字化を目指している。前期途中から中国合弁会社の社長を同社から派遣し、販売方法も同社が培ってきたスタイルに変えたことで、売上高が伸び始めており、中国国内におけるマヨネーズやサラダ需要の立ち上がりとともに、2016年3月期以降は収益に貢献してくるものと思われる。

一方、インドネシア事業は現在、家庭用マヨネーズの生産、販売を行っているが、ベーカリー向けに液卵の販売も開始し、今後は業務用への展開も予定している。また、インドネシアの製品はハラール認証を取得したこともあり、東南アジア各国や日本への輸出も今期以降、検討していくとしている。2015年3月期の売上高は400百万円程度を見込み、年度内の単月黒字化を目指している。持分法投資損益は2015年3月期も赤字が続くことになるが、順調にいけば2016年3月期より黒字に転換する見通しだ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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