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ケンコーマヨネーズ Research Memo(11):タマゴ加工品の主力工場が新たに竣工
*20:16JST ケンコーマヨネーズ Research Memo(11):タマゴ加工品の主力工場が新たに竣工
■成長戦略
(2)静岡富士山工場の概要
前述したように生活環境スタイルの変化や高齢化社会の進展などにより、今まで以上に中食市場の拡大が進むとみられるなかで、お弁当やパン、麺類などの具材に使用されるタマゴ加工品の需要も今後拡大が続くものと予想される。
ケンコーマヨネーズ<2915>はサンドウィッチ用やパン用のタマゴサラダに関しては、業界シェアで56%と圧倒的な地位を確立しているが、お弁当用などの具材として用いられる厚焼き卵やだし巻卵など焼成たまごの分野に関してはシェアが7%と低く、同分野のシェアを拡大していくことが同社の経営課題でもあった。
この焼成たまご分野でのシェア拡大を実現するうえでの一手となるのが、今3月に総額4,500百万円を費やして竣工した静岡富士山工場だ。同工場では割卵から最終製品までの連続一貫生産ラインを構築しており、高品質な製品づくりを実現しているのが特徴である。一貫生産ラインのため人員も少なくて済み、コスト競争力の向上にもつながる。生産品目は厚焼き卵やだし巻き卵、錦糸卵、オムシート®、スクランブルエッグなど。一貫生産ラインは9ラインとなるが、そのほかにも急な受注に対応するための半自動ラインを1ライン備えている。
同社の計画では3年後に焼成たまごの生産量で年間6,000トンを目標としているが、足元の好調な受注状況からすると、1年前倒しで目標を達成する可能性がある。新工場には既存工場から移管する部分もあるため、新工場の生産がそのまま売上高に上乗せとなるわけではないが、新規顧客の開拓も含めて売上高の拡大に寄与するのは間違いない。また、既存工場では公害対策処理費用を計上してきたが、新工場ではそうした費用が削減されることも、収益面でプラスとなろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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