愛知銀行 Research Memo(5):リスク管理債権残高に対する保全率は87.7%と高水準を維持

2014年7月10日 19:43

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記事提供元:フィスコ


*19:43JST 愛知銀行 Research Memo(5):リスク管理債権残高に対する保全率は87.7%と高水準を維持

■会社概要

(4)過去の業績推移

愛知銀行<8527>の2010年3月期から2014年3月期までの5年間の業績を振り返ると、業務粗利益は資金利益の減少とともに緩やかに減少傾向を辿ってきた。この間の預貸金残高が増加していることから、資金利益の減少は貸出金利回りの低下による利鞘の縮小が原因である。なお、貸出金利回りは、2010年3月期の1.74%(期中平均)から2014年3月期の1.41%(同)へ0.33%低下し、預貸金利鞘は同様に0.41%から0.30%へ0.11%縮小した。但し、貸出利回りの低下は、この間の長期国債(10年物)利回りが1.285%(2009年平均)から0.795%(2013年平均)へ低下するなど、市中金利の低下による影響が大きく、銀行業界全体で見られる課題となっている(出所:長期国債利回りは日本相互証券)。

また、業務純益は、業務粗利益の緩やかな減少に加えて、2012年3月期には貸倒引当金を保守的に積み増したことから大きく減少した。

一方、リスク管理債権残高(延滞債権等)は、過去の円高進行や国内消費の低迷等を背景とした企業業績の低迷で増加してきたものの、保全率(担保・保証及び引当金でカバーされた比率)は約87.7%と高い水準を維持しており、財務的なリスクは限定されている。

また、財務基盤の健全性を示す自己資本比率(国内基準)は高い水準を維持している。これは、同行の財務健全性を示すと同時に、今後の成長に向けたリスク許容力として捉えることも可能である。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)《FA》

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