NY原油:続落で104.06ドル、供給懸念後退や米需要懸念の浮上で売り優勢

2014年7月4日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:続落で104.06ドル、供給懸念後退や米需要懸念の浮上で売り優勢

NY原油は続落(NYMEX原油8月限終値:104.06 ↓0.42)。104.16ドルまで上昇後、103.67ドルまで下落した。この日発表された米国の6月非農業部門雇用者数が大幅に増加し、失業率が予想外に低下したことを受けて、需要の先行き期待感から一時買いが強まった。

しかし、リビアで東部の石油ターミナル2カ所を再開できる見通しになったこと、イラクでは緊迫した状況が続くものの、生命線である南部の原油生産に全く影響が出ていないとの見方から、供給懸念が後退。一方、米国ではハリケーン「アーサー」の猛威が独立記念日連休のガソリン消費を抑制するとの需要懸念が浮上、引き続き相場の下押し圧力になった。《KO》

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