EMシステムズ Research Memo(4):月額従量課金型のストック型ビジネスモデルへ

2014年7月2日 19:41

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記事提供元:フィスコ


*19:41JST EMシステムズ Research Memo(4):月額従量課金型のストック型ビジネスモデルへ

■会社概要

(a)ビジネスモデル

EMシステムズ<4820>のビジネスモデルは、2009年3月期からストック型に転換している。旧来のビジネスモデルは、5年間無償保証をセールスポイントに新規導入や他社リプレース(入れ替え)を獲得。5年後の自社リプレースを漏れなく取り込むなど、単年度売上高主体のフロー型(売切り型)ビジネスモデルだった。そのため、診療報酬改定など外部環境変化の影響を受けやすく、調剤報酬などがマイナス改定になると、ユーザーの投資マインド低下で減収減益に陥るリスクの高いビジネスモデルとも言えよう。

これに対し、処方箋枚数に応じた月額従量課金のストック型ビジネスモデルは、ハードウェア販売等のフロー売上高に加え、ユーザー数の積み上げ(=処方箋枚数拡大)によるストック売上高が成長を牽引する。このベースとなる国内の調剤薬局数と処方箋枚数は、医薬分業率アップや高齢化による薬局調剤医療費の増加とともに拡大を続けており、ストック売上高の成長性は高いと考えられる。

同社は旧モデルからASP活用モデルへの自社リプレースを進めるとともに、新規導入と他社リプレースでユーザー数の積み上げを強化している。2013年3月期からは医科システムでもASP活用モデルの拡販にも乗り出しており、中長期的にはユーザー数の積み上げが同社の業績指標と考えられる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目俊一郎)《FA》

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