米フォード、車載顔認識システムの研究を進める

2014年7月2日 18:03

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 米フォードが顔認識システムを自動車のダッシュボード上に搭載することを計画しているそうだ(MotorAuthoritySlashdot)。

 インテルと共同で開発されているこの顔認識システムは「Project Mobil」と呼ばれ、既存の車載システムに顔認識システムを統合することが目的。たとえばProject Mobil搭載車両に誰かが乗り込むと、前面に搭載されたカメラでユーザー認証を行う。このとき運転者が所有者と判断されない場合は、車両の所有者の携帯電話に写真を送信し、運転許可を与えることかどうかを判断できるという。また、運転者に合わせてシート周りやオーディオの音量設定、車両速度の制限など各種設定を調整する機能もあるそうだ。

 子供が車を運転する場合などを想定し、運転者によってシートベルト着用を義務付けたり(米国ではシートベルト着用義務のない州が存在する)、最高速度を設定したりといった制限もかけられるようになるという。カメラを遠隔操作し車内の様子を確認することも可能だそうで、子供は車を借りたくなくなるかもしれないがそれはそれで保護者としては目的達成と言えるのかもしれない。

 車の所有者がスマートフォンのアプリを通じて自分の車を管理できるというのがプロジェクトの趣旨だ。しかし、一方でこのNSAのような監視技術は少し不気味だと感じる部分もある。なおProject Mobilはまだ実験段階で、商品化については未定のようだ。

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