コンドーテック Research Memo(6):今期は収益成長率が鈍化するも増収増益を見込む

2014年7月1日 18:19

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記事提供元:フィスコ


*18:19JST コンドーテック Research Memo(6):今期は収益成長率が鈍化するも増収増益を見込む
■業績動向

(2)2015年3月期業績見通し

コンドーテック<7438>の2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.1%増の49,000百万円、営業利益が同2.3%増の3,345百万円、経常利益が同1.9%増の3,434百万円、当期純利益が同2.4%増の2,041百万円と増収増益を見込む。

収益成長率が鈍化する見通しだが、これは建設現場で人手不足が深刻化しており、需要があっても作業が進まないといった状況になっていることが要因と考えられる。実際、建設工事受注高は2014年に入ってからも堅調に推移しているが、建築物着工床面積をみると2月以降、前年同月比でマイナスに転じている。マンションや戸建てなど住宅向けだけでなく、オフィスビルなど住宅以外の建築物に関しても前年比でマイナスに転じている。

事業セグメント別の計画では、住宅着工との相関が高い電設資材の売上高が前期比19.2%減、セグメント利益が同50.4%減と減収減益となる見通し。一方、産業資材は売上高が前期比5.8%増、セグメント利益が同11.4%増、鉄構資材は売上高が前期比7.6%増、セグメント利益が4.3%増とそれぞれ増収増益を見込む。産業資材が仕入商品の価格転嫁が進んでいることで利益率が上昇するが、鉄構資材は、主要原材料となる棒鋼の市況が上昇していること、プロダクトミックスの変化により若干低下するとみている。

なお、4月の単独ベースの売上状況は、消費増税の反動もあり前年同月比で微増にとどまったが、5月はやや盛り返した模様で、ほぼ会社計画通りの滑り出しとなっているようだ。

また、旺盛な需要を映して、2014年3月期の工場稼働率は4工場のうち北海道を除く主力3工場で95%以上となっており、北海道でも86.5%とほぼフル生産の状況だったことから、関東工場の敷地内に第3工場棟を増築し(投資額約250百万円)、2014年3月に完成。生産重量ベースでは全工場ベースで約4%の能力増強となり、需要が旺盛なブレースの増産を進めていく予定となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》

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