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コンドーテック Research Memo(8):復興需要対応では今後も堅調な売上推移を見込む
*18:20JST コンドーテック Research Memo(8):復興需要対応では今後も堅調な売上推移を見込む
■成長戦略
(1)従来の重点事業
コンドーテック<7438>の震災復旧・復興関連の2014年3月期売上高は前期比213百万円増加の887百万円となった。ただ、この売上高は拠点で最終使用目的が判明できた、報告ベースの金額であり、実際は売上高の10%程度、3,000百万円強が復興関係の需要であると推測している。がれきや除染土を収納するためのコンテナバッグやブルーシートなど順調に売上が拡大しており、2013年3月期に営業人員を強化したことによる効果が出ているものとみられる。復興需要に関しては当面継続するとみられるため、今後も堅調な売上推移が見込まれる。
太陽光発電事業に関しては、単独ベースで太陽光パネルの架台に使用されるブレース、クランプやパイプ類の販売を行っているほか、子会社の三和電材で太陽光発電システムを含む電設資材を扱っている。2014年3月期の太陽光発電システムの売上高は前期比98百万円増の656百万円と順調に売上を伸ばしている。売上高のなかには、自社工場敷地内に設置した太陽光発電システムも含まれている(2013年3月期95百万円、2014年3月期97百万円)。2015年3月期以降の見通しに関しては、2014年度の電力買取価格が前年度の36円/kWから32円/kWへ引き下げられたことで、太陽光発電事業に対する投資意欲が減退する可能性もあるが、すでに承認済みの未着工工事がまだ多くあり、需要の大きな落ち込みにはならない。
海外展開に関しては、建設資材等の新規需要の取り組みを目的に、2011年にタイに駐在員事務所を設立、2012年には現地企業と合弁会社を設立している(出資比率49%)。2014年3月期の海外売上高は396百万円と2013年3月期の167百万円から2倍以上の増加となったが、今後もさらに売上高を拡大していきたい考えで、タイやインドネシアなどに進出する日系建設資材メーカーのM&Aも視野に入れ、売上高を過去のピーク水準(1980年代に2,000百万円超)まで早期に引き上げていく考えだ。
その他では、新規販売先開拓の強化や首都圏営業の拡大、アンカーボルト施工の受注獲得、鉄道事業(角フックボルト)の強化を重点戦略分野として掲げているが、いずれも2014年3月期は売上高を伸ばしており、営業強化の成果が出たと言える。このうち、鉄道事業に関しては、角フックボルトのみの販売となっているが、今後は販売品目の横展開を図ることで売上高の一段の成長を狙っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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