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米最高裁判所、携帯電話内のデータを令状なしでは調べることは許されないと判断
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 米国裁判所は長い間、令状なし逮捕時に携帯電話の中身を調べられるのか、ということ議論してきた。そして6月25日、裁判所は満場一致で、警察は逮捕した人々の携帯電話を調べるためには令状が必要であるという判決を下した。John G. Roberts Jr.裁判長は、アメリカ人の90%が携帯電話を使って日常生活のあらゆる情報を記録しており、また常に5フィート以内の場所に置いている人が大半であるとし、携帯電話に含まれている膨大な個人情報を保護する必要があるとしている(The NewYork Times、判決PDF、Slashdot)。
警察も限定された状況(差し迫った脅威)下では、中身を調査してもよいとされているが、基本的にはプライバシー保護側の勝利といえる。同裁判長は携帯電話が犯罪組織のメンバー間で調整や連絡に使われていることは事実だ。今回の決定は法執行機関の能力に影響を与えることになるのは否定できない。一方で裁判長は、技術の進歩で警察が簡単に令状を取得するための技術を作ることができるようになるだろう。電子メールやiPadを使用して、15分で令状を手にすることができるようになるはずだとしている。
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