ニンテンドー3DS上で動作し波形を3D表示できるソフトシンセ「KORG DSN-12」

2014年6月26日 21:14

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記事提供元:スラド

 KORGがニンテンドー3DS向けソフトウェアシンセサイザー「KORG DSN-12」を発売した。ダウンロード専売で、ニンテンドー3DSの「ニンテンドー イーショップ」で購入できる。価格は3,800円。

 DSN-12の開発は、同じく3DS向けソフトシンセ「KORG M01D」やiPhone/iPad向けの関数電卓アプリ「DPC-100」、iPad向けの音楽アプリ「KORG iMS-20」や「iYM2151」などを手がけたDETUNE。DETUNEはリッジレーサーシリーズや鉄拳シリーズの音楽を手がけた佐野信義(佐野電磁)氏が社長を務める会社としても知られる。

 DSN-12はMS-10/20のようなアナログシンセサイザーをソフトウェアで再現したもので、シンセサイザー部12パートに加え、シーケンサー機能、3系統のエフェクター機能を備える。ここまでは一般的なソフトウェアシンセサイザーでもよくあるものだが、最大の特徴は「世界初」という、3D表示によるオシロスコープ機能。オシロスコープをX-Y入力モードにして図形を描くというのは珍しくないが、このオシロスコープ機能では3DSの3D表示機能を使い、XYZの3つのパラメータを表示できるという。Z軸にはなんの値を使うのか気になったが、ASCII.jpの記事によると、Xの値を微分したものをZ軸の値として使うらしい。

 ニンテンドー3DS上での音楽アプリ環境はお世辞にも充実しているとは言えず、音楽制作において実用的とは言いにくいのだが、3D表示を使った新しいデバイスとしてみると興味深い。

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