ウィルグループ Research Memo(9):事業拡大をさらに加速させる方策の「プラスα」の成長戦略

2014年6月25日 19:42

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記事提供元:フィスコ


*19:42JST ウィルグループ Research Memo(9):事業拡大をさらに加速させる方策の「プラスα」の成長戦略

■中期的な成長戦略

ウィルグループ<6089>は3つの成長戦略と、これらのもとに事業拡大をさらに加速させる方策として「プラスα」の成長戦略1つを掲げている。これらは、いずれも達成の可能性が極めて高い。そのため、同社の今後の成長性の高さへの期待につながるといってよかろう。そこで、以下に3つの成長戦略とプラスαの戦略について説明する。

(1)成長戦略1シェア拡大

シェア拡大戦略の具体的な内容は、一般派遣からハイブリッド派遣や業務請負に、あるいはハイブリッド派遣を業務請負に、といった具合に受注形態を移行させることにある。これを実現することによって、売上高はもとより利益を押し上げることもできる

同社にとって一般派遣は利益率が低く、スタッフの増員の際も他社との受注競争に勝たなければならないという側面がある。一方、ハイブリッド派遣も、利益率はそれほど高くない。すでに説明したように一定人数以上の派遣スタッフを送り込まなければ採算割れとなる恐れもある。ただ、スタッフ増員の際に受注をスムーズに獲得しやすいというメリットがある。つまり、シェア拡大という点では、一般派遣とは比べ物にならないほど、ハイブリッド派遣の優位性が高い。

さらに、業務請負になると、まとまった業務を丸ごと任されるようになるため、シェア拡大に大いに寄与する。それだけでなく、ハイブリッド派遣では支払ってもらえないフィールドサポーターのフィーも払ってもらえるようになる。加えて、出来高ごとにインセンティブも請求できる。つまり業務請負は、一般派遣、ハイブリッド派遣に比べ、売上高も利益も優位な契約形態といえる。

実際のところは、一般派遣がハイブリット派遣に移行し、さらに業務請負に移行するというパターンを取ることが多い。そして、この場合、ハイブリッド派遣がうまく機能すれば、派遣から請負への契約形態の移行がスムーズに働くことになる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤邦光)《FA》

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