閣議決定前の閉会中審査求める　集団的自衛権で

　民主党の海江田万里代表は24日夕の記者会見で「安倍政権がこれまでの憲法解釈と整合性がつかない形で憲法解釈し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を近々行うとの報道があるので、閣議決定をする前に国会での閉会中審査ができるよう、他の野党にも働きかけ、実現に努めたい」と、閣議決定までに国会で議論するよう、野党とともに求めていく考えを強調した。

　また、海江田代表は「安倍総理のやり方には深い憤りを持っているし、多くの国民もそうだろう」と与党協議のみで閣議決定で憲法解釈を変更しようとする安倍内閣の姿勢を強く批判した。

　一方、海江田代表は集団的自衛権行使をめぐって、党の安全保障調査会と憲法調査会の合同会議で活発な議論が交わされているとしたうえで、「間もなく、党としてのとりまとめができる」見通しを示し、とりまとめ次第、公表する旨を語った。また、党の方針が決まったら守って頂きたいと議員が足並みをそろえて臨むよう求めた。(編集担当:森高龍二)

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