NY原油:反落で106.17ドル、イラクの内戦懸念や供給懸念が緩和

2014年6月24日 07:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:反落で106.17ドル、イラクの内戦懸念や供給懸念が緩和

NY原油は反落(NYMEX原油8月限終値:106.17 ↓0.66)。取引の中心は8月限となり、106.84ドルから105.91ドルまで下落した。ケリー米国務長官がイラクを電撃訪問して、マリキ首相と会談し、強力かつ持続的な支援を表明したことで、内戦懸念がやや緩和し、売りが優勢になった。

また、イラク石油省のものとみられるデータによれば、6月の原油輸出量はほぼ通常並みになっているようであり、供給懸念もいったん後退気味となった。イラクの北部や西部ではイスラム教スンニ派過激派組織の勢力拡大が続いているが、油田の75%以上が分布する南部までは及ばないとの見通しも出ているもよう。《KO》

関連記事