NY原油:続伸で107.26ドル、イラク産原油の供給懸念による買いが継続

2014年6月21日 07:35

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記事提供元:フィスコ


*07:35JST NY原油:続伸で107.26ドル、イラク産原油の供給懸念による買いが継続

NY原油は続伸(NYMEX原油7月限終値:107.26 ↑0.83)。106.87ドルから107.73ドルまで上昇した。イラクでは、イスラム教スンニ派過激派組織が首都バグダッドに迫り、緊迫した状況が続いているが、オバマ米大統領は前日、イラク政府が要請している空爆を見送り、地上部隊は投入せず、軍事顧問団の派遣のみにとどめる意向を表明。首都陥落の危機が高まる状況に、イラク産原油の供給懸念による買いが優勢になった。

また、ユーロ安・ドル高傾向ではあったものの、NYダウが寄り付近を除いて上昇を維持する動きになったことも、原油相場の下支えになったもよう。なお、7月限は20日が最終取引。23日から取引の中心になる8月限の20日値動きは、高値が106.93ドル、安値が106.29ドルで、引けは106.83ドルであった(前日比0.78ドル高)。《KO》

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