アジュバン Research Memo(4):同業他社に比べて利益率の高いビジネスモデル

2014年6月20日 16:47

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記事提供元:フィスコ


*16:50JST アジュバン Research Memo(4):同業他社に比べて利益率の高いビジネスモデル
下記のとおり修正します。
(誤)
(正)

■業績動向と財務分析

(2)財務分析

アジュバンコスメジャパン<4929>の2014年3月期のROEは13.8%と、日本企業の中では高い値を確保した。同業のミルボンの11.8%(2013年12月期)、コタの8.9%(2014年3月期)と比較してもROEは高い水準となっている。

ROEはROAと財務レバレッジから成るが、同社のROAは18.3%と高い値になっている。ROAにおいても、ミルボンの16.2%、コタの11.9%を上回っている。

ROAを売上高経常利益率と資産回転率に分解すると、売上高経常利益率は22.1%と同業他社に比べて高いが、資産回転率では横並びとなっている。同社の優位性は、利益率の高いビジネスモデルにあると言える。

利益率を詳細に分析すると、売上高総利益率の段階では同社が65.4%と、ミルボン、コタの2社よりも低い。しかし、売上高販管費率は最も低いため、売上高営業利益率では逆転して3社中トップの21.9%に達している。

3社の販管費の違いは、代理店の活用法にあるとみられる。代理店を活用すると本体の営業人員は少なくて済む(販管費を抑制できる)が、代理店に支払うマージンの分だけ自社の利益が削られることになる。なお、同社は契約サロンの8割を代理店でカバーし、2割を自社でカバーしている。

同社は自社の営業人員の強化に動いているが、これによって販管費が押し上げられるのではないかという懸念を持つ向きもあろう。しかし、営業人員の強化によって期待できる増収効果が大きいため、収益性低下のリスクは小さいと弊社では考えている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)《NT》

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