『ビッグマン』眼差し―表情―身振り…カン・ジファンの好演に注目!

2014年6月17日 20:48

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『ビッグマン』が好評を得ている理由の一つに、眼差し、表情、身振り全てにおいて完璧にキム・ジヒョクになりきっているカン・ジファンの好演が挙げられる。

『ビッグマン』が好評を得ている理由の一つに、眼差し、表情、身振り全てにおいて完璧にキム・ジヒョクになりきっているカン・ジファンの好演が挙げられる。 [写真拡大]

 KBS 2TV月火ドラマ『ビッグマン』(脚本:チェ・ジンウォン、演出;チ・ヨンス、制作:キム・ジョンハクプロダクション、KBSメディア)が好評を得ている理由の一つに、眼差し、表情、身振り全てにおいて完璧にキム・ジヒョクになりきっているカン・ジファンの好演が挙げられる。

 特に、キム・ジヒョク(カン・ジファン)を“ビッグマン”に成長させたのはカン・ジファンの力によるものだった。ここでは、多彩な“喜怒哀楽”の演技力で俳優としての真価を再確認させドラマをより興味深くしたカン・ジファンの名シーンを振り返ってみることにする。

■「喜」2話、6話、13話 - 恋に落ちた時
 市場の人たちの前で堂々と歌を歌っていたミラ(イ・ダヒ)を見て一目ぼれしてしまったジヒョク。カン・ジファンは、台詞は一言もしゃべることなく、ただ表情と眼差しだけで恋に落ちた一人の男をリアルに表現した。

 また、具合を悪くしたミラを看病しながら心配そうに見つめる彼の姿は見る者をドキドキさせ、13話で自分を助ける彼女に「もしかして、僕のこと・・・」と恥ずかしそうに笑って見せる姿は見る者全てを温かい気持ちにさせた。

■「怒」9話、12話 - 眼差し一つでブラウン管を圧倒した絶頂の憤怒演技
 カン・ジファンの熱演が輝いた最高の名シーンは、ヒョンソングループを倒すことを決心したシーンだった。自分の世界に閉じこもったまま焦点の定まらなかった眼差しは、彼が頭を上げた瞬間180度変わった。

 一瞬にして生気があふれ、感情が爆発したカン・ジファンは眼差し一つで殺気を漂わせお茶の間をしーんとさせた。また、皮肉を並べるチェ・ダニエル(カン・ドンソク役)の言葉に唇をかみしめながら「絶対に来る。夢のような世の中は」と心に誓ったカン・ジファンの眼差しは、ブラウン管を圧倒した。

■「哀」 9話 - カン・ジファンの怒りの涙が完成させた眩しい3分間
 権力に屈し人生のよりどころを失い自殺を選んだ市場のパクおじさん。彼の死を知り流したジヒョクの涙はお茶の間をしっとりと濡らした。

 特に、ソン・オクスク(ホン・ダルスク役)を抱きしめながら「これからどうやって生きていけって言うんだ」と涙を流した彼の姿は視聴者の心を切なくさせた。

 また、イ・ダヒとチェ・ダニエルの関係を知った後子どものようにワンワン泣いた姿からは、初恋に破れ戸惑う気持ちが痛いほど伝わってきて切なさを倍増させた。

■「楽」14話 - カン・ジファン、本物のジヒョクになる
 市場の人たちとのパーティーで喜びはしゃぐ姿は、演技ではない本物の市場の息子ジヒョクそのものだった。周囲の人々の中に自然に溶け込んで交わる人間味あふれる姿は、見る者まで温かい気持ちにさせた。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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