通信傍受の対象拡大へ 詐欺、傷害など10種類追加

2014年6月17日 11:24

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 犯罪摘発のための通信傍受(盗聴)の対象犯罪を拡大することが検討されている。現在、傍受ができるのは薬物、銃器犯罪、組織的殺人、集団密航の4種類だが、試案では新たに詐欺、窃盗、傷害などの10種類を加えるという。ただし、複数人が共謀する場合にだけ認められるとする(朝日新聞産経新聞)。

 これまで拡大に反対していた弁護士会側の委員が、振り込め詐欺と組織的窃盗犯罪に限る形で対象拡大を容認したため、改革案に対象犯罪増が盛り込まれることは確実とみられるとのこと。

 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | インターネット | プライバシ

 関連ストーリー:
ISPが通信内容を見てセキュリティ対策を行うことについて「通信の秘密」の例外とする方向へ 2014年03月10日
米当局で通信傍受システムを担当した職員がその手法を証言 2013年10月31日
総務省、ユーザーのWebアクセスをチェックして不正サイトへの接続時に警告するシステムを開発 2013年10月03日
「通信の秘密」は軽視されつつあるのか 2013年07月25日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事