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エレマテックResearch Memo(1):自動車分野の収益拡大で最高益の更新を期待
*17:34JST エレマテックResearch Memo(1):自動車分野の収益拡大で最高益の更新を期待
エレマテック<2715>はエレクトロニクス専門商社であるが、絶縁材料からスタートした経緯もあり、電子部品向けの材料に強みを有するところに特徴がある。現在では電子材料に加えて、部品・セットメーカー向けに電子部品や機器・装置類、成形加工品など幅広い商材を扱っている。
2011年より豊田通商<8015>グループ入りしたことで最も期待されるのは、自動車分野での収益拡大である。自動車業界では新モデルの開発のリードタイムが4~5年と電機業界よりも大幅に長い。資本業務提携した効果が真に発揮されてくるのはこれからと考えられる。資本業務提携に合わせ2012年にシカゴ事務所を開設し、今年1月にはメキシコ現地法人を設立した。北米の自動車生産拠点はメキシコに比重が移りつつあり、今後、メキシコ現地法人の本格稼働とタイミングを合わせて同社の自動車向け収益も本格拡大期に入ると期待される。さらに豊田通商のグループとなったことが寄与して、収益の過去最高更新が期待される。
投資対象としての同社の強みは、業績が非常に安定していることだ。過去15年間にネットバブルの崩壊とリーマン・ショックという2度の経済大変動に見舞われたが、その時でさえ、比較的軽微な減収減益決算で乗り切り、赤字を計上するには至らなかった。加えて、「持たざる経営」を徹底した結果、強いバランスシートを有し、ROEも2ケタ台に乗せるなど、財務体質も強靭と言える。
商社業界全般との比較では、同社は極めて高い収益安定性、高い配当性向、自動車分野における収益拡大ポテンシャルなどを有していることが浮き彫りになる。今後の成長に伴い、更なる収益安定性や配当成長などのマーケットの期待は、今後着実に実現されていく可能性が高いという印象を弊社では持っている。
Check Point
・豊田通商の「化学品・エレクトロニクス本部」の中核子会社
・2017年3月期の数値目標は売上高2,000億円と意欲的な目標
・配当性向30%を基本方針に配当を実施予定
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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