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エレマテックResearch Memo(3):電気材料が売上高の約6割、売上総利益の半数以上を占める
*17:35JST エレマテックResearch Memo(3):電気材料が売上高の約6割、売上総利益の半数以上を占める
■会社概要
(2)エレマテックの事業領域
エレマテックエレマテック<2715>は「エレクトロニクス専門商社」であるが、その得意とする守備範囲は、その沿革が絶縁材料から始まったこともあって、半導体や電子部品用の材料である。
同社の主要取扱い品目は「電気材料」「電子部品」「機構部品」及び「その他」に分類されている。電気材料は半導体チップや電子部品、液晶パネルなどの製造に使用される材料や製造工程で使用される補助材料などであり、電子部品はコネクタやセンサ、ファン付ヒートシンク(放熱板)などが中心商材である。機構部品はヒンジやプラスチック成形品なども含まれているが、現時点での主力はパチスロ機向け液晶画面の駆動モジュールとなっている。その他には装置類、光ファイバ研磨剤など、上記の範疇に収まらない商品群が含まれている。
2014年3月期実績ベースでは、電気材料が売上高の59.6%、売上総利益の54.5%を占めて、最も割合が高い。以下、電子部品が売上高18.3%、売上総利益19.8%、機構部品が売上高12.4%、売上総利益14.7%となっている。電気材料の利益率が他の品目に比べて利益率が若干低くなってはいるが、品目別の4グループそれぞれが、似たような採算性を有して全社の収益に貢献しているという状況にある。
販売先を業種別に分類すると、液晶ディスプレイが約35%を占めて最大となっている。同社はスマホなどの表示部に使用される液晶用関連部材を供給している。2位の電気電子部品はセンサなどだが、この分野では部材供給に加えて完成品としての電気電子部品を取り扱うことも多いため、素材に比べて単価が高いことが業種別構成比を押し上げていると推測される。自動車はまだ8%にとどまっている。豊田通商グループ入りの効果が出てくるのはもうしばらく時間がかかる見込みだ。アミューズメントはパチスロ機向け液晶画面の駆動モジュールが占める割合が大きいが、この製品は年によって変動幅が大きいという特徴がある。「その他」に分類されるものが約10%を占めて2位タイとなっていることからも、同社の顧客ベースが多岐に渡っていることが容易に理解できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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