関連記事
スターティア Research Memo(5):ROAは高水準、利益率も上昇傾向に
*17:39JST スターティア Research Memo(5):ROAは高水準、利益率も上昇傾向に
下記のとおり修正します。
(誤)
(正)
■業績動向と財務分析
(3)財務分析
スターティア<3393>の2014年3月期の自己資本利益率(ROE)は13.2%だった。前期末の13.8%から若干低下したものの、日本企業としては合格点のレベルと言える。ROEはROAと財務レバレッジから成るが、同社のROAを総資産経常利益率で見ると、18.1%とROEを上回る高い値となっている。算術的に言えば財務レバレッジはマイナスということになるが、有利子負債残高がゼロであるため、ROA>ROEの要因は同社のバランスシートの構造、すなわち、70%前後という高い自己資本比率に原因があると言えよう。
高いROAが実現されている原因を分析すると、1.73回/年の総資産回転率と10.5%の売上高経常利益率によってもたらされたことが分かる。ITサービス企業として回転率は平均的だが、経常利益率は労働集約的な要素がある同社の業態としては、健闘していると評価できよう。
もう1つ重要な点は、同社の利益率が年々上昇してきている点だ。売上高の拡大に比べて売上原価、販管費が良くコントロールされていることが分かる。特に販管費は、87名の新卒採用を行った2014年3月期においても売上高比率で0.8%ポイント低下している点が評価できる。
現状の事業環境や同社の事業構造、製品・サービスの販売状況などから判断すると、今後も売上高利益率の上昇が期待でき、また、総資産回転率が悪化する可能性も小さい。このため、ROAは2014年3月期末の18.1%から一段の上昇が期待される。一方でROEがROAに追いつけるかどうかは配当政策などとも密接に関わってくる問題だけに想定は難しい。現状の配当方針を継続するならば、当面はROA>ROEという状況が継続する可能性が高いと弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)《NT》
スポンサードリンク

