カイオム Research Memo(8):「完全ヒトADLib(R)システム」が実用化レベルの段階に到達

2014年6月2日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:27JST カイオム Research Memo(8):「完全ヒトADLib(R)システム」が実用化レベルの段階に到達
■業績動向

(2)2014年3月期の重要ポイント

カイオム・バイオサイエンス<4583>の期間業績に関しては損失が続いた格好だが、今後の成長を見るうえでポジティブな点もいくつか出てきている。最も大きいのは、「完全ヒトADLib(R)システム」の実用化レベルに到達、抗体作製に成功したことが挙げられる。抗体医薬の開発において、従来法では既に実用化されている完全ヒト抗体の開発技術が、ADLib(R)システムには今までなかったことが契約企業数の増えない理由の1つとなっていた。今回、実用化レベルまで開発が進んだことで、契約企業数が増える可能性が高まったとも言える。

また、ADLib(R)システムで作製された抗体が、富士レビオ(みらかホールディングス<4544>子会社)の製品として販売が開始されたことも、ADLib(R)システムの評価を高めるきっかけになるものと思われる。富士レビオで作製した抗体は、従来法では作製が困難であった抗体であり、実際に困難抗原に対する対応力の高さが裏付けられた格好となったためだ。さらには、前述した抗セマフォリン3A抗体においても、がん領域など新たな適用領域の広がりが確認されたことで、ライセンスアウトの実現性が高まったと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》

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