NY原油先物週間見通し:弱含み予想、供給過剰とファンド勢の買いポジション手仕舞い

2014年5月24日 23:39

印刷

記事提供元:フィスコ

*23:43JST NY原油先物週間見通し:弱含み予想、供給過剰とファンド勢の買いポジション手仕舞い

■NY原油先物
安値:101.52ドル
高値:104.50ドル
終値:104.35ドル
前週末比(騰落率):2.73%

■上昇、米国の原油在庫の3週連続の減少で

NY原油先物価格は上昇した。米エネルギー情報局(EIA)の週間石油週報で原油在庫が3週連続で予想外に急減したこと、受渡場所となるオクラホマ州クッシング原油在庫も一段と減少したことで、上昇した。ウクライナ、リビア、ナイジェリアで地政学的リスクが高まっていることも買い要因となった。


■弱含み予想、供給過剰とファンド勢の買いポジション手仕舞い

想定レンジ:100.00~105.00ドル

NY原油先物価格は弱含みに推移すると予想する。NY原油価格は105ドルという天井圏に接近していることで、ファンド勢による買い持ちポジションの手仕舞いが警戒される。ドライブシーズンを迎えていることで、底堅く推移する可能性はあるものの、原油需給は供給過剰気味であり、上げ渋る展開が予想される。《TN》

関連記事