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日本の15~18歳、62%が海外勤務に無関心 転職には積極的=アデコ9カ国調査
アデコグループは、日本とアジア(中国・香港・台湾・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム)の合計9カ国で、Z世代(ジェネレーションZ)と呼ばれる15~18歳を対象に、「働き方や仕事に対する価値観」を調査し、結果を発表した。
「将来、海外で働きたいか」を尋ねたところ、日本は「とてもそう思う」が5%、「どちらかというとそう思う」は7%で、合計12%だったのに対し、ベトナムでは69%、タイでは68%、マレーシアでは67%、韓国では56%だった。また、日本は「どちらかというとそう思わない」と「全くそう思わない」の合計が最多の62%だった。
「給与があまり良くなくても良い経験が積める会社で働きたいか」を尋ねたところ、日本は、「どちらかというとそう思わない」と「全くそう思わない」の合計が最多の27%だった。また、「特定の企業へ忠誠を尽くすより、良い仕事があれば転職したいか」を尋ねたところ、日本は、「とてもそう思う」と「どちらかというとそう思う」の合計が最多の43%だった。
「就職先で重視すること」を11項目から重視する順に選ぶ設問では、日本と香港では「よい上司がいること」が1位だった。「短期間にスキルが身に着けられる」は日本では7位だったが、中国、タイ、マレーシアでは1位になるなど、他国では重視される傾向が強かった。
調査は今年1月に、9か国の1995~1998年生まれの15~18歳の男女100人ずつに対して、インターネットで行われた。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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