NY原油:続伸で104.07ドル、米在庫の大幅減少で買いが強まる

2014年5月22日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY原油:続伸で104.07ドル、米在庫の大幅減少で買いが強まる

NY原油は続伸(NYMEX原油7月限終値:104.07 ↑1.74)。米石油協会(API)が前日発表した原油在庫が大幅な減少だったことで、買いが先行しており、寄り付近の103.05ドルが安値となった。そして、その後発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が大きく減少していたことや、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫も減少だったことから、買いが急速に強まり、高値104.29ドルまで上昇した。原油の輸入が大きく落ち込んだことも買いにつながった。

4/29-30開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、「利上げのプロセスを協議したが、それは速やかな利上げを意味しない」、「メンバーは政策の正常化において様々な手段が必要であるとの意見で合意したが、政策の正常化に関する決定はなかった」などがみられたが、原油先物の値動きは104ドル付近で限定的だったもよう。

【米週次原油在庫統計(5/16時点)】

原油在庫原油在庫:-722.6万バレル(予想+0万バレル、前回+94.7万バレル)
ガソリン在庫  :+97万バレル(予想+0万バレル、前回-77.2万バレル)
留出油在庫   :+339.9万バレル(予想-50万バレル、前回-112.4万バレル)
製油所稼働率  :88.7%(予想89.25%、前回88.8%)《KO》

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