水素燃料電池自動車は将来有望か

2014年5月20日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 2010年にトヨタと米テスラ・モーターズは電気自動車を開発するための提携を行った。2011年にはテスラ製パワーユニットを搭載したRAV4の電気自動車版「RAV4 EV」を販売している。しかし、テスラ製パワーユニットを搭載した車両はRAV4 EVが唯一のものとなりそうだ。両社の提携は近く期限切れになり、パワーユニットの供給契約も年内に終了するという。現在、トヨタは水素燃料電池車に注力しており、従来型の電気自動車をもはや必要としていないことがその理由だという(The Car ConnectionThe New York TimesBloombergslashdot)。

 トヨタとホンダは、早くとも来年にもは水素燃料電池車をデビューさせる計画だ。もっとも電気自動車を捨てるのは「大博打」とされる。ガソリンと異なり、現時点では水素燃料の提供インフラはほぼ存在していないためだ。また、電気自動車の再充電の速度も向上している。しかし、電気の多くは化石燃料による発電であり、水素燃料と比べると完全にクリーンとはいえない。このためトヨタは水素燃料電池車が普及するまでは効率的なハイブリッドで市場を確保する選択をしたと思われる。

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