NY金:反落で1294.8ドル、株高やユーロ安・ドル高で伸び悩む

2014年5月14日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:反落で1294.8ドル、株高やユーロ安・ドル高で伸び悩む

NY金は反落(COMEX金6月限終値:1294.8 ↓1.0)。寄り後まもなくつけた1290.00ドルを安値に、この日発表された米国の4月小売売上高の下振れを受けて、量的緩和の縮小ペースが鈍るとの思惑から買いが優勢になったとみられ、一時1299.00ドルまで上昇した。米4月小売売上高については、やや強い数字になるとの期待感があったとされ、金相場では発表直前のタイミングで最も警戒感が強まることとなり、安値をつけた可能性が考えられる。

しかし、高値をつけた後は、欧州中央銀行(ECB)の6月追加緩和観測が確信的に強まり、ユーロ安・ドル高が継続していたほか、NYダウの上昇も続いていたことで、金相場は伸び悩みとなり、引けにかけて売りが徐々に優勢になった。《KO》

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