NY原油:反発で100.59ドル、米在庫減少予想などで買い先行

2014年5月13日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY原油:反発で100.59ドル、米在庫減少予想などで買い先行

NY原油は反発(NYMEX原油6月限終値:100.59 ↑0.60)。米在庫に絡む思惑などから買いが先行し、高値100.93ドルまで上昇したが、その後は供給期待による売りも出て、いったん100.36ドルまで下落した。

14日(水)発表予定の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫の減少が続くとの予想がみられ、買いにつながった。また、ウクライナ東部での住民投票強行により、内戦の拡大や、ロシアの軍事介入の可能性、欧米・ロシア対立激化などから、ロシア原油の供給先行き懸念も相場の下支えになった。

ただ、その後は、サウジアラビアが、ウクライナ危機によって原油供給が不足する場合は、その分を補う(増産)意向を示したこと、また、リビアが西部地域の油田とパイプラインを再開するとの見方などから、売りが徐々に優勢になった。《KO》

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