NY金:続落で1288.9ドル、ウクライナ情勢の緊張緩和で売り先行

2014年5月8日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY金:続落で1288.9ドル、ウクライナ情勢の緊張緩和で売り先行

NY金は続落(COMEX金6月限終値:1288.9 ↓19.7)。1305.50ドルから一時1286.60ドルまで下落し、それ以降も1290ドル付近での推移が続いた。ロシアのプーチン大統領が、欧州安保協力機構(OSCE)の議長国スイスのブルカルテル大統領と会談後、「ウクライナ南東部で11日に予定されている住民投票の延期するよう要請する」、「ウクライナ国境から軍部隊を撤退させた」と発言。ウクライナ情勢をめぐる緊張緩和から、安全資産としての金の買い需要が後退し、売りが急速に強まった。

また、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で、「米資産買い入れ縮小は、労働市場の改善が続くかぎり現在の流れを継続」とする一方、「利上げには特別なスケジュールはない」と述べたが、金相場においては前者が意識された面もあるもよう。《KO》

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