NY金:反発で1302.9ドル、ウクライナ情勢緊迫化で買い優勢

2014年5月3日 06:24

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記事提供元:フィスコ


*06:24JST NY金:反発で1302.9ドル、ウクライナ情勢緊迫化で買い優勢

NY金は反発(COMEX金6月限終値:1302.9 ↑19.5)。まず、この日発表された米国の4月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となり、失業率も予想以上に低下したことを受けて、売りが強まり、安値1274.8ドルまで下落した。

しかしながら、その後、ウクライナの東部で、ウクライナ軍が親ロシア派の武装集団の強制排除を再開、親ロ派側も反撃して本格的交戦に発展し、3人が死亡。また、南部では、親ロシア派と政権派が衝突して、1人が死亡、と伝えられる状況に、安全資産としての買いが優勢となり、高値1304.9ドルまで上昇した。

それ以降も、ロシアが、ウクライナ軍の軍事行動に関して、国連安保理の緊急会合を要請(開催へ)。メルケル独首相が、「必要とあればロシアに経済制裁を科す用意がある」と述べるなかで、1300ドル前後での推移が続いた。《KO》

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