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ヒマラヤ Research Memo(3):天候が影響しつつも売上堅調、販管費は効率化進む
*14:31JST ヒマラヤ Research Memo(3):天候が影響しつつも売上堅調、販管費は効率化進む
■決算動向
(1)2014年8月期の第2四半期業績について
3月27日付でヒマラヤ<7514>から発表された2014年8月期第2四半期累計(2013年9月-2014年2月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.4%増の33,162百万円、営業利益が同32.6%減の561百万円、経常利益が同30.9%減の615百万円、四半期純利益が同65.5%減の131百万円となった。
売上高は、健康志向の高まりを背景にランニング関連用品やアウトドア関連用品を中心に需要が堅調に推移したことに加え、新規出店店舗がいずれも好調に推移したことで、第2四半期累計としては過去最高を更新した。一方、利益ベースでは期初会社計画を下回り減益となった。
計画が下振れした要因としては、12月中旬まで気温が高く推移したことで、冬物防寒衣料の売れ行きがクリアランスセール時期まで低調だったことが大きい。衣料品の売価値下げを主因として、売上総利益率は会社計画を1.4ポイント下回る36.3%となった。逆に、販管費率は34.6%と計画以上に改善が進んだ。営業利益率は1.7%と計画を若干下回る結果となった。
販管費の内訳を見ると、人件費と販促費の売上比率が前年同期比で改善している。人件費に関しては、ヒマラヤ店舗で今期より本格導入を開始したLSP(※)の効果が出てきたことが大きい。一方、販促費に関してはドミナント戦略に基づく出店の継続により、チラシやCMなど販促施策の効果が高まってきたことが改善要因になったとみられる。また、各項目とも期初計画の範囲内に収まっており、費用コントロールが適切になされていることも評価されよう。
なお、四半期純利益の減益幅が前年同期比65.5%減と大きくなっているが、これはB&Dで再就職支援と合わせた早期退職優遇措置を実施し、関連損失102百万円を特別損失として計上したことが大きい。
B&Dの業績について見ると、売上高は前年同期比1.7%減の3,888百万円、営業損失は127百万円となった。売上高が低迷した要因としては、集客が見込める週末において9月は台風、2月は2回の大雪と、天候不順が重なったことが大きく影響した。売上高の伸び悩みに伴い、売上総利益率も34.2%と前年同期から0.3ポイント低下したが、人件費を中心に販管費の削減を進めたことで、営業損失幅は前年同期よりも改善した。
※ LSP : レイバー・スケジューリング・プログラム。店舗運営において仕事の内容によって正社員と非正規社員の役割分担を明確にすることで、生産性の向上を実現する経営管理手法のことを言う。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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