『ホテル・キング』イ・ドンウク、冷たさと温かみを備えた危険な魅力

2014年5月1日 22:51

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MBC週末特別企画『ホテル・キング』のイ・ドンウクが冷たさと温かみを備えた危険な魅力を発散しながら登場した。

MBC週末特別企画『ホテル・キング』のイ・ドンウクが冷たさと温かみを備えた危険な魅力を発散しながら登場した。[写真拡大]

 MBC週末特別企画『ホテル・キング(脚本:チョ・ウンジョン、演出:キム・テジン、チャン・ジュノ)』のイ・ドンウクが冷たさと温かみを備えた危険な魅力を発散しながら登場した。

 不遇な幼少期を送り、心を閉じたまま生きている冷徹なホテリアー、チャ・ジェワン役を演じたドンウクは、表は冷たいが裏には妹を心配する優しい性格の兄として妹のア・モネ役を演じるイ・ダヘと見事な演技相性を披露中だ。

 地獄のような場所で生き残るために衝動的にある者を銃で撃ち、殺人者となった幼い子供がいた。両親に捨てられて心に傷を受けた幼い心が、自らを守るためにやむを得ず取った選択。だがこの子供は暗い過去を隠し、刃を研ぎつつ自らを苦しめながら生きてきた。“ホテルの怪物”と呼ばれるホテル・シエルの総支配人チャ・ジェワンだ。

 イ・ドンウクは過去を隠し、自分を捨てた父に復讐するために生きてきた孤独なキャラクターの姿を冷たいまなざしと厳しい表情で表現すると同時に、実の父と信じたア会長(チェ・サンフン)の死により一人残された妹のモネに、兄として深い憐憫を感じて物悲しい感情を見せる。

 特に、ジェワンは幼い時からの恩人のジュング(イ・ドクファ)がホテル・シエルを掌握する手助けをしてア会長を死に追いやっただけではもの足りず、モネを威嚇して対立姿勢を見せる一方、彼女が火事に巻き込まれると自分の命を投げうって妹を救おうとし、見る者の心を打った。

 このように無関心を装いながら陰で妹を支える“影の兄”チャ・ジェワンと、助けてくれようとする彼を誤解して警戒する世間知らずの遺産相続令嬢モネが格別な相性で高い支持を得ている。

 またジェワンがモネを妹だと思っている状況でも妙な相性を発散しているなかで、これから発展するであろう二人の関係に視聴者の期待が高まっている。

 イ・ドンウクをはじめとする俳優たちの名演技と引き込まれるストーリー展開で愛されている、MBC週末特別企画『ホテル・キング』は毎週土・日曜夜9時55分より放送中。(翻訳:中島礼子)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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