NY原油:続落で101.44ドル、米在庫増を受けて売り優勢に

2014年4月24日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY原油:続落で101.44ドル、米在庫増を受けて売り優勢に

NY原油は続落(NYMEX原油6月限終値:101.44 ↓0.31)。この日から6月限が取引の中心になったが、102.08ドルを高値に、一時101.31ドルまで下落した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報(週次石油在庫統計)で、原油在庫が予想以上に増加し、記録的な積み上がりとなったことを材料に、売りが優勢になった。

ただ、ウクライナ政府がテロ掃討作戦の再開を宣言し、ウクライナ情勢に再び懸念が強まっていることや、EIA週報で原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が減少したことで、供給不安などによる買いも根強く、何度か102ドル絡みへの反発もみられた。

【米週次原油在庫統計(4/18時点)】

・原油在庫:+352.4万バレル(予想+300万バレル、前回+1001.3万バレル)
・ガソリン在庫:-27.4万バレル(予想-165万バレル、前回-15.4万バレル)
・留出油在庫:+59.7万バレル(予想-30万バレル、前回-127.8万バレル)
・製油所稼働率:91%(予想89%、前回88.8%)《KO》

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