ソーバル Research Memo(5):配当性向を35%へ引き上げ、株主には配当で報いる姿勢を明確化

2014年4月18日 16:48

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記事提供元:フィスコ


*16:48JST ソーバル Research Memo(5):配当性向を35%へ引き上げ、株主には配当で報いる姿勢を明確化

■株主優待・配当

同社<2186>は配当性向30%を掲げている。利益の上振れに伴い、期末配当金を1株当たり3円引き上げ13円とした。通期では21円で、配当性向は30.20%となる。

また、配当政策を変更し2015年2月期から配当性向を35%に引き上げる。同社の経営理念に賛同し、長期にわたって保有する株主に還元することが目的である。

配当性向の変更に伴って、株主優待も変更する。1単元(100株)~4単元までの保有には、500円、5単元以上の保有には、2,000円のクオカードを贈る。今までは、東日本大震災の復興支援という意味も込めて、1単元以上を保有する株主全員に東北地方の名産品(お醤油とポン酢のセット)、コシヒカリ2kg、りんごジュース10本、日本赤十字への義援金のなかから好きなものをプレゼントしていた。

優待の内容変更に伴い、株主優待にかかる費用は数百万円程度減少する。ただ、長期保有を期待するという理由から、株主には配当で報いる姿勢を明確にした。また、クオカードは株主優待として人気が高いことなども変更の際に考慮したと見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)《FA》

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