NY原油:反発で103.76ドル、米中の経済指標を好感も米在庫増が上値抑制

2014年4月17日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY原油:反発で103.76ドル、米中の経済指標を好感も米在庫増が上値抑制

NY原油は反発(NYMEX原油5月限終値:103.76 ↑0.01)。ただ、前日比1セントの上昇であり、ほぼ横ばいであった。この日発表された中国の1-3月期GDPの上振れに、買いが優勢となるなかで通常取引が始まり、米国の3月鉱工業生産、設備稼働率の上振れを受けて、需要増期待の買いがさらに強まり、高値104.82ドルまで上昇。

しかし、その後発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、原油在庫が予想を大きく上回る1000万バレル超もの増加となったことで、いったん売りが優勢になり、安値103.12ドルまで下落した。リビアの再開された港で輸出原油の積み込みが始まったことも、売りにつながった。

一方、ウクライナ東部で親ロシア派武装集団に対する強制排除が続くなか、事態の先行き不透明感からロシア産原油に対する供給懸念も根強いことから、その後は買い戻しも強まった。《KO》

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