NY原油:反落で103.75ドル、米原油在庫の増加予想やリビアの供給拡大観測が重し

2014年4月16日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY原油:反落で103.75ドル、米原油在庫の増加予想やリビアの供給拡大観測が重し

NY原油は反落(NYMEX原油5月限終値:103.75 ↓0.30)。寄り付近でつけた103.02ドルを安値に、その後買い戻されたが、前日終値と同水準の104.05ドルまでの反発にとどまり、それ以降は103ドル台後半での推移が続いた。

日本時間16日夜発表予定の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)について、原油在庫が増加すると予想されていることや、リビア国営石油会社が15日、百万バレル積み込める石油タンカーが港に入ったことを明らかにしたことで、供給拡大観測が相場の重しになったもよう。

一方、ウクライナ軍が東部ドネツク州で親ロシア派武装集団の強制排除を開始。今後、内戦に発展すれば、ロシアの軍事介入を招き、事態が一層悪化する可能性があることから、根強い原油供給懸念が買い戻しにつながったとみられる。《KO》

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