NY金:反落で1300.3ドル、中国経済への懸念などで売り先行

2014年4月16日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY金:反落で1300.3ドル、中国経済への懸念などで売り先行

NY金は反落(COMEX金6月限終値:1300.3 ↓27.2)。寄り後まもなく安値1284.4ドルをつけ、前日終値(1327.5ドル)から一時43ドル超も下落した。その後は、買いもみられ、徐々に1304.5ドルまで戻す展開になった。

この日、「中国で商品を裏付けとする資金調達活動に対する締め付けが今後も進む」との懸念から、銅などが下落しており、そうした流れに金相場も巻き込まれる形になった可能性が考えられる。16日には中国の1-3月期GDP、3月小売売上高、鉱工業生産などの発表が予定されるが、悪い結果になるとの噂がみられ、商品市場の重石になったとの見方もある。

売りがある程度一巡した後は、ウクライナ軍による親ロシア派武装集団の強制排除が開始され、緊張が一段と高まる状況になっていることや、15日発表の米国の4月NY連銀製造業景気指数の下振れで、早期利上げ観測が弱まったことなどが、買い戻しにつながったもよう。《KO》

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