NY原油:反発で102.56ドル、ロシア供給懸念や米在庫思惑で買い優勢

2014年4月9日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY原油:反発で102.56ドル、ロシア供給懸念や米在庫思惑で買い優勢

NY原油は反発(NYMEX原油5月限終値:102.56 ↑2.12)。100.79ドルから102.62ドルまで上昇した。ウクライナ東部の情勢緊迫化を受けて、ロシアの関与に絡み原油供給の先行き懸念が再燃、また、9日発表予定の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)に絡む思惑、それにドル安傾向などから、買いが優勢になった。

ウクライナの東部地域では、ドネツク(石炭、鉄鉱石、鉄鋼業)に続いて、ハリコフ(軍需、航空宇宙産業)でも親ロシア勢力が共和国の樹立を宣言しており、分離独立をめぐり内戦に拡大する可能性が懸念される。欧米とロシアとの対立が再び激化する可能性も高まる。

日本時間9日夜発表予定の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)については、原油先物の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫状況が注目され、減少が続くと予想されている。《KO》

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