NY原油:反落で100.44ドル、リビアの原油積出港返還による供給増の思惑

2014年4月8日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY原油:反落で100.44ドル、リビアの原油積出港返還による供給増の思惑

NY原油は反落(NYMEX原油5月限終値:100.44 ↓0.70)。101.32ドルを高値に、99.92ドルまで下落した。リビアの反政府勢力が6日夜、占拠していた原油積出港の2港を政府に明け渡し、残りの2港も2-4週間以内に明け渡すことで合意しており、今後、輸出(供給)量が急増するとの思惑から、売りが優勢になった。

ただ、一方で、親ロシア勢力が、ウクライナ東部でドネツク人民共和国の樹立を宣言。ロシアによるウクライナでの介入再開(拡大)で、欧米との対立が激化すれば、ロシア産原油の供給不安が再燃することが懸念され、その後、相場の下げ渋りにつながった。《KO》

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