NY原油:反発で100.29ドル、リビア供給増への思惑が後退

2014年4月4日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY原油:反発で100.29ドル、リビア供給増への思惑が後退

NY原油は反発(NYMEX原油5月限終値:100.29 ↑0.67)。この日発表された米国の前週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことが懸念され、寄り後まもなく99.21ドルまで下落。しかし、その後、前日の原油下落の背景となった「リビアの反政府勢力下にある石油積出港が近々再開される」との見通しへの懐疑的な見方から、買い戻しの動きが優勢となり、引け際に100.34ドルまで上昇した。

前日、リビア政府スポークスマンが、「反政府勢力と主要石油積出港の再開で数日中に合意が完了する」との見通しを発表。しかし、反政府勢力の代表事務所が3日、否定的な見解を示したといわれ、リビア原油の供給増思惑は後退した。《KO》

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